スキマ時間を有効活用

スキマ時間とは

スキマ時間とは、何かと何かの間の隙間のちょっとした時間であったり、ちょっと空いてしまったような時間のことを言います。たとえば通勤する際にはバスや電車の待ち時間がありますが、これはスキマ時間です。バスや電車で移動中の時間もスキマ時間になりますし、会社の休憩時間や待ち合わせのような時間もスキマ時間になります。
みなさんの一日の時間の中で大きく占めているのは、おそらく睡眠や仕事、食事の時間でしょう。それらの時間を除いた隙間には、かなりのスキマ時間があちこちこまぎれに存在しています。それぞれのスキマ時間は、3分から5分であったり、場合によっては30分、1時間ということもあるでしょう。これを勉強のために有効に活用していきます。

スキマ時間とまとまった時間

空いている時間には、「スキマ時間」（こま切れの短い時間）と、ある程度勉強に時間を取れるような「まとまった時間」の2種類が存在します。一方で勉強を大きく分けると、「短い時間でできる勉強」と「まとまった時間が必要な勉強」の2種類に分けられます。
短い時間でできる勉強というのは、短い時間でもまとまった時間でもいつでもできます。しかし、まとまった時間が必要な勉強というのは、まとまった時間にしかできません。スキマ時間にもできる勉強をまとまった時間にするのはもったいないことです。まとまった時間が必要な勉強はまとまった時間にして、スキマ時間にできる勉強はスキマ時間にするのが効率的ということになります。

まとまった時間にするべき勉強

スキマ時間とまとまった時間、それぞれに適した勉強があります。問題集を解いたり、あちこちを参考にする必要がある勉強は、まとまった時間が必要なので、まとまった時間を使ってしましょう。この時間にやるべきことはもうひとつありますが、後ほど紹介しましょう。

スキマ時間にするべき勉強は

スキマ時間にするべき勉強はズバリ復習です。復習は短いスキマ時間でもできる勉強です。そのためスキマ時間にやるのに大変向いています。また、復習は電車の中や休憩時間、待ち合わせなどの短いスキマ時間にやっても質はあまり変わりません。スキマ時間にできることはスキマ時間にやりましょう。

まとまった時間でやっておきたい準備

まとまった時間にする勉強は先ほど紹介しましたが、もう一つやっておきたいことがあります。それはスキマ時間でする勉強（復習）の準備です。スキマ時間という短い時間にする復習ですから、すっと開始できるような準備をしておくことが重要です。復習をすぐ始められるように「頭に入らなかった知識」が何なのか、見てすぐわかるようにしておきましょう。
また、何を覚えるべきなのか等もわかるようにしておきましょう。このような準備をしておかないと、せっかくスキマ時間を見つけても復習ができなくなり、その時間を活用できなくなります。スキマ時間を使って復習するためには、あらかじめの準備が必須です。